建設技術者向けNEWS

　石本建築事務所は、社内表彰として実施している第４１回（２０１８年度）技術奨励賞の受賞作品を発表した。作品の部は、技術奨励本賞に『サンマリーンながの・リサイクルプラザ』が選ばれた。「施設全体を丘ととらえ、そこから突き出したプールなどの大空間が施設の性格を表出。精度高くきれいに収まった心地よい空間と、商業主義を抑えた建築的ボキャブラリーによる空間構成は、いままでの余熱利用温水プールと一線を画す意欲的な作品」と高く評価された。今回は、予備審査対象２０作品の中から本選エントリーとして１２作品を選定。役員らの投票と合議で決めた。論文の部と第１７回石本喜久治賞は該当なしだった。

　受賞作の概要は次のとおり（(1)用途(2)建築主(3)構造・規模、カッコ内は所在地）。

　〈技術奨励本賞〉

　▽サンマリーンながの・リサイクルプラザ（長野市、ＫＲＣとの設計共同企業体）＝(1)体育施設、社会教育・研修施設(2)長野市(3)ＲＣ一部Ｓ造地下１階地上３階建て延べ１万２３２９㎡。

　〈ランドスケープ賞〉

　▽上越市市民交流施設高田公園オーレンプラザ（新潟県上越市）＝(1)ホール、公民館、子ども施設(2)上越市(3)ＲＣ＋Ｓ造３階建て延べ５００４㎡。

　〈グラフィック賞〉

　▽目黒区立東山小学校・目黒区立東山住区センター・目黒区発達障害支援拠点ぽると（東京都目黒区）＝(1)小学校ほか(2)目黒区(3)ＲＣ一部Ｓ・ＳＲＣ造４階建て延べ１万４５９９㎡。

　〈インテリア賞〉

　▽島根銀行本店（松江市）＝(1)事務所(2)島根銀行(3)Ｓ一部ＳＲＣ造（中間階免震構造）地下１階地上１３階建て延べ１万２１０６㎡。