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  • 稼ぐ力 5年で10倍超/1人当たり営業利益高大手5社が突出

     直近5年間で完工高上位30社の“稼ぐ力”が向上している。日刊建設通信新聞社が毎年まとめている建設業・設備工事業ランキングをもとに、建設業の完工高上位30社(長谷工コーポレーションを除く)における直近5年間の1人当たり営業利益高をまとめたところ、30社中28社の2017年度(17年4月-18年3月単体決算業績)1人当たり営業利益高が13年度(13年4月-14年3月)を上回った。特に大手5社の1人当たり営業利益高は、13年度の130万円から17年度は1410万円で、10倍以上の上昇となった。

     

     17年度の単体決算業績における建設業完工高上位30社(長谷工コーポレーションを除く)のうち、最も1人当たりの営業利益高が高かったのは大成建設の1850万円で、次いで鹿島が1760万円となった。13年度比の上昇率が最も高かったのは大林組で、13年度が30万円だったのに対し、17年度は1270万円にまで上昇した。大手5社は、いずれも1000万円を超えており、直近5年間の推移でも大手5社が6位以下を大きく引き離した。

     

     大手5社以外で最も1人当たり営業利益高が高かったのはNIPPOの1280万円で、安藤ハザマ(1010万円)、鴻池組(1160万円)、前田道路(1020万円)の3社も1000万円を超えた。

     

     前年比で最も上昇率が高かったのは佐藤工業(完工高24位)で、前年の60万円から17年度は190万円まで伸びた。前年比では、30社中19社が前年を上回っており、佐藤工業に次いで新日鉄住金エンジニアリングが119.6%増(420万円)、錢高組が83.6%増(770万円)、前田建設が56.0%増(930万円)となった。

     

     完工高の階層別で見ると、1-5位が1410万円と最も高く、次いで高かったのは16位-20位の870万円だった。6-10位は850万円で、26-30位が670万円、21-25位が600万円と続き、11-15位が510万円で最も低かった。ただ11-15位は、社員数が多いエンジニアリング会社が入っているため、階層全体を押し下げた。同社を除いた4社では860万円で6-10位の階層を上回った。

     

     調査は、毎年、4-9月に決算期を迎えた企業はその年の1月、10月-3月の企業は7月に調査を実施。1人当たり営業利益高は、17年4月-18年3月の単体決算業績の完工高上位30社を対象に、各年度の営業利益高を社員数で割った。階層別は、上位から5社ごとの合計営業利益高を合計社員数で割った。長谷工コーポレーションは除いた。

     

     完工高1-5位は大林組、大成建設、清水建設、鹿島、竹中工務店。6-10位は五洋建設、フジタ、戸田建設、前田建設、安藤ハザマ。11-15位は三井住友建設、東急建設、熊谷組、日鉄住金テックスエンジ、西松建設。16-20位は鴻池組、奥村組、鉄建建設、東洋建設、NIPPO。21-25位は東亜建設工業、前田道路、淺沼組、佐藤工業、飛島建設。26-30位は錢高組、東鉄工業、新日鉄住金エンジニアリング、福田組、大豊建設。

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    掲載日: 2018年10月3日 | presented by 建設通信新聞

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