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  • 応用地質が世界初/迅速に海面下のデータ取得

    【洋上風力発電支援海上逆PS検層を開発】

     

     応用地質は、洋上風力発電の開発を支援する新たな調査手法として、標準貫入試験の振動を利用して洋上で弾性波(P波・S波)の速度分布を測定・解析する世界初の技術となる「海上逆PS検層」と、「海底微動アレイ探査」を開発した。ともに従来の調査手法と比較して効率的かつ迅速な調査が可能となり、再生可能エネルギーの有効活用に貢献する。

     

     海上逆PS検層は、標準貫入試験の振動を用いて、孔底からS波とP波振動を海底地震計で計測・解析する。自然環境条件が厳しい海上での調査期間を短縮でき、効率的なデータ取得が可能となる。

     

     一方、海底微動アレイ探査は、水深10-30mの海底に、三角形の頂点およびその重点の計4地点に微動計を設置。地盤を伝わる表面波の伝播速度を測定・解析することで海底地盤のS波速度構造(1次元)を把握する。

     

     従来の海上ボーリングでは、1地点2週間程度の調査期間が必要だったのに対して、海底微動アレイ探査では1地点1日と迅速かつ低コストでの調査が可能となる。

     

     海洋資源・エネルギーの安定的な活用や開発には、海底面や海下の地質・地盤の状況を効率よく高精度に把握することが不可欠であり、こうしたニーズに応える技術として、ゼネコンなどに積極的に提案していく。

     

     これらの技術は11、12の両日、東京都千代田区の秋葉原UDXで開催している「OYOフェア2018」で紹介している。

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    掲載日: 2018年10月12日 | presented by 建設通信新聞

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