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bSI 国際標準化サミット開幕/BIMの先進技術など報告/10月19日まで
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>建設関連データの標準化を進めている国際組織「ビルディングスマート・インターナショナル」(bSI)が主催する『国際標準化サミット』が16日、東京都江東区の東京国際交流館で開幕した。19日まで同区の日本科学未来館、港区の赤坂インターシティAIRで開催し、オープンBIMの活用や標準化についての最新動向、BIMの課題解決、BIM/CIMの先進技術などを報告する。30を超える国から400人超が参加する見通し。
冒頭、bSIのリチャード・ペトリCEO(最高経営責任者)は「現在、37社の会員を4年後には10倍に増やしたい」との目標を示し、今後の活動戦略を紹介した。技術戦略としては「IFCをより使いやすくして、メリットを明確にする必要がある」とした。bSIの日本支部「ビルディングスマート・ジャパン」の山下純一代表理事は、支部立ち上げからの経緯を振り返った上で、「今回を契機に、メンバーがより国際的な活動に貢献することを期待している」とあいさつした。
国土交通省の阿達雅志政務官は「魅力ある建設現場を構築するためには、BIMは重要な役割を担っている。国交省も3Dデータの標準化・共有化やプラットフォームの構築を進めている。知識と経験を生かし、BIM/CIMの発展に尽力してほしい」と呼び掛けた。続いて、森昌文事務次官が「i-Construction:建設生産システムの革新的な生産性向上に向けて」と題して講演した。日本の建設産業の生産性は、「世界の平均値よりやや高いものの、生産性の変化がほとんど見られない」と指摘。生産性向上は「いまが絶好のチャンスというより、いまやらなければ進まないという決意を持っている」と強調した。その上で、ICT施工の試行状況や電子契約の標準化、オンライン電子納品の構築、革新的技術の導入・活用プロジェクトなどの取り組みを紹介し、「国交省は、3Dデータの流通・実装に極めて重要な役割を持っており、先導的な活動を進めたい」と語った。
残り50%掲載日: 2018年10月17日 | presented by 建設通信新聞