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  • 業界初/建機遠隔操縦に俯瞰映像/沖電気とコマツ 実証実験を開始

     沖電気工業は、コマツの建設機械の遠隔制御システムに車両周辺の俯瞰(ふかん)映像モニタリングが可能なシステム「フライングビュー」を活用した実証実験を開始した。19日まで千葉市の幕張メッセで開催中の「CEATEC JAPAN 2018」の両社ブースでリアルタイムの遠隔操縦実演デモンストレーションを見ることができる。

     

     実験は、コマツが先行する5Gによる建設機械の遠隔制御の実証実験に自社の「フライングビュー」を適用することで、ほぼ死角がない自由視点での遠隔モニタリングの検証を新たに実施。フライングビューは、建設機械に搭載した4台のカメラと映像合成部、送受信部で構成する。カメラ映像の合成は、映像処理能力が高いFPGA上で行うことで、リアルタイムかつ小型省電力のシステムでの大容量高画質の映像処理を実現。建設機械の全周囲で、リアルタイムで、ほぼ死角がないシームレスな広域エリアの俯瞰映像モニタリングを可能とした。

     

     また、コマツの部分映像モニタリングは、建設機械の前後およびブレード部を撮影する高精細カメラで作業部分の状況を把握。これらの俯瞰・部分映像は、実証試験を行っている千葉市内のコマツIoTセンタ東京から、幕張メッセ内のコマツブース・デモコーナー「コックピット」に伝送され、遠隔操縦者の建設機械の操縦支援に用いられる。同様に「コックピット」から、5G(第5世代移動通信システム)経由で建設機械に制御信号を伝送し、5Gの特性である映像と制御信号の双方向におけるリアルタイムな通信の検証を行う。

     

     両社は、今回の実証実験で建設機械の遠隔操縦にフライングビューを適用した場合の有効性や課題などを分析し、遠隔操縦の早期実用化に向け、共同で取り組んでいく。

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    掲載日: 2018年10月17日 | presented by 建設通信新聞

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