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AGCとパナソニック/真空断熱ガラスを開発/2019年春、欧州向けに販売
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>AGC(旧旭硝子)とパナソニックは、「真空断熱ガラス」を共同で開発した。2019年3月から欧州市場向けに販売する。両社で冷蔵・冷凍ショーケース市場への販売も検討するほか、AGCは日本でも住宅を含む建築物向け販売も予定している。
従来の断熱ガラスは、フロート板ガラスをLow-E膜でコーティングし、3枚組み合わせてガラスの間にアルゴンガスを入れて中空層を設ける。一般的には、厚さは31mm程度になる。
今回は、AGCの「Low-Eガラス」の技術やガラスプロセス技術と、パナソニックのプラズマディスプレーパネルの開発・製造技術を応用し、Low-E膜でコーティングしたフロート板ガラス2枚を真空封着剤で重ね、ガラスに真空層の間隔を保つピラーを設けることで、厚さ約6mmを実現した。熱貫流率1㎡ケルビン当たり0.7ワットで、「業界最高クラスの性能」(AGC)という。
欧州では、古い住宅を改修して長く住むことが多く、住宅窓の高断熱改修ニーズが高まっており、真空断熱ガラスは、厚さが従来の約4分の1から5分の1で既存のサッシをそのまま使えることから、欧州市場向けに展開することにした。
残り50%掲載日: 2018年10月17日 | presented by 建設通信新聞