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  • アラミドFRPロッド/高強度プラスチックで定着/三井住友建設と住友ベークライト

    【PC緊張作業を効率化】

     

     三井住友建設と住友ベークライトは2日、プレストレストコンクリート(PC)の緊張材として使うアラミドFRPロッドの定着具として、新たに高強度プラスチックの定着システムを世界で初めて開発したと発表した。これまで、鋼製スリーブの中に無収縮モルタルを注入してアラミドFRPロッドを定着させていたが、高強度プラスチック製のくさび型定着具を使うことで、即座の定着を可能とした。これにより緊張作業を1工程当たり3日短縮し、作業効率の向上を実現した。

     

     アラミドFRPロッドは、アラミド繊維を棒状に束ねたもので、近年、PC鋼材の代替となるPC緊張材として橋梁補修工事などに使われてきた。しかし、一方向性の材料であり、局部的な支圧やせん断に弱いため、PC緊張材としてジャッキなどでプレストレスを導入する際に、定着部(ロッド端部)に必要な事前の加工作業が課題となっていた。

     

     今回、住友ベークライトの高強度プラスチック技術(熱硬化性樹脂とガラス繊維との複合体)を使った特殊くさび構造の定着システムの共同開発により、即座に定着することが可能となり、加工作業に必要な手間と時間を不要とした。また、従来の定着システムは使い切りだったが、今回のシステムは繰り返し使用が可能なため、環境負荷低減と低コスト化を実現する。

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    掲載日: 2018年11月5日 | presented by 建設通信新聞

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