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  • ダム堤体移動/スライド型枠 全自動化/鹿島 端末でミリ単位調節

     鹿島は、ダム現場でクレーンを使用せずに型枠を移動させるスライド型枠の「全自動化」に成功した。コンクリート打設後の脱型から次の打設個所へのスライド、セットまでの作業をタブレット端末の指示だけで1人の作業員が実施できる。 今回開発したシステムでは、6基の電動モーターを活用し、幅15mの大型鋼製型枠(ダムフォーム)の脱型、スライドのための水平移動、次の打設個所でのセットといった作業の全自動化を実現した。作業員はタブレットを操作するだけでスライドのズレを防止する同調制御や型枠セット時の位置合わせをミリ単位で調節できる。

     

     既に北海道三笠市で施工中の重力式コンクリートダム「新桂沢ダム堤体建設工事」に適用し=写真、これまで5人の作業員で280分の作業時間が必要だった型枠の脱型からセットまでの一連の作業を、1人の作業員が180分で完了させた。開発に取り組んだ土木管理本部土木工務部ダムグループの岡山誠担当部長は「ダムのリニューアル工事など活用の余地は大きい。生産性を向上し、将来的な時短や休日確保につなげたい」と語った。

     

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    掲載日: 2017年11月30日 | presented by 建設通信新聞

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