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  • 前田建設の新技研/ICI総合センター「ラボ」オープン/ベンチャーと共創の場

    【12月10日から支援企業募集】

     

     前田建設が、2016年度から茨城県取手市で建設を進めてきた新技術研究所「ICI総合センター」のうち、「ICIラボ」が3日にオープンする。ベンチャー企業などとともにイノベーションを創出するためのワンストッププラットフォームと位置付ける。10日からは、出資を含む支援対象になり得るイノベーションテーマを公募する「ICIイノベーションアワード」も開始し、19年2月15日に開催する開所式典で支援企業を発表する。

     

     新技術研究所の「ICI総合センター」は、19年1月の創業100周年の主要施策として建設を進めてきた。オープンイノベーションで社会課題の解決を図る「ICIラボ」と、新しい価値創造に寄与する人材育成と交流の拠点となる「ICI人材開発センター」で構成し、従来型の技術研究所と異なる企業連携・人材育成の拠点となる。

     

     ICIラボは革新的な事業を目指すベンチャー企業と連携するための「プラットフォーム」とし、幅広い最新の基盤実験施設を国内外の多様な開発パートナーに開放する。先進的なオフィスを職員と同様に自由に利用できるほか、同社の現場や愛知道路コンセッションが運営する愛知県有料道路で新技術を実証する「愛知アクセラレートフィールド」といった実施工・実構造物も実証の場として提供する。

     

     技術、知財、企業、経営、文化など、多分野の外部専門家をティーチングパートナーに迎え、支援を受けられるようにする。AI(人工知能)・IoTセンターの専門家による先端のAIシステムの実装支援も受けられる。市場からの資本調達が困難なスタートアップ企業に対する支援スキーム「MAEDA SII」を使った資金支援も積極的に運用する。

     

     ICIラボの施設は、ベンチャー企業など社外のパートナーと活動する「エクスチェンジ棟」、純木造で研究に没頭できる空間を用意した「ネスト棟」、各種実験場となる大空間建築の「ガレージ1」「ガレージ2」の4棟構成で、先進的なICT機器を導入し、すべての実験結果をどこでも即座に確認できる先進IoT(モノのインターネット)システムを導入した。規模は、総延べ1万2135㎡。ICIラボのオープンに伴い、東京都練馬区の技術研究所の運用は終了した。

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    掲載日: 2018年12月3日 | presented by 建設通信新聞

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