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川田テクノ/河川BIM/CIMを促進/専用3次元CADリリース
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>【コンサル7者と協働研究】
川田テクノシステム(東京都北区、山野長弘社長)は5日、建設系3次元CAD『V-nasClair(ヴィーナスクレア)』の拡張機能としてBIM/CIMに対応した3次元河川堤防・河道設計システム『RIVER-Kit(リバーキット)』をリリースする。河川設計に精通した建設コンサルタント7者と設立した「RFA研究会」の監修、技術支援を経て開発した。手薄とされてきた河川分野のBIM/CIMを促進する河川専用ソフトとして、活用が期待される。
河道モデル
開発に当たり、“河川BIM/CIM”をけん引する組織としてRFA(River Frontier Associations for CIM)を2017年12月に設立した。成果目標の1つに、これまでなかった「河川専用3次元CADの開発」を掲げ、河川設計の専門家が必要な機能や製品仕様を決める会合を定期的に開催。1年の活動を経てリリースした。
堤防設計では「距離標」のデータを設定し、「堤防法線」を作図するだけで施工堤防高や計画高水位を自動案分し、3次元モデルを生成する。法線位置の変更シミュレーションも簡単に行える。河道設計では「河道中心線」を作図し、中心線上に堤防高や高水位、高水敷高などを設定するだけで河道モデルを生成する。
BIM/CIM対応として、自動生成されたモデルにはICT施工に渡すための属性情報が自動付与されるほか、『i-ConCIM-Kit』(別売り)を利用すればLandXMLの出力が可能。土工数量計算書のCSV出力も簡単に行える。
用地境界線を定義(作図)しておけば用地干渉状況が一目で確認可能になるほか、境界位置でサーフェスモデルの切断などを行える「用地境界」コマンドを装備。2次元の平面図、横断図、縦断図も自動作図できる。河川設計に考慮したスピーディーな操作性も特徴だ。
RFAには、▽いであ▽建設技術研究所▽東京建設コンサルタント▽東京コンサルタンツ▽日本工営▽パシフィックコンサルタンツ▽三井共同建設コンサルタント--の7者が参加し、川田テクノシステムが幹事社を務める。
残り50%掲載日: 2018年12月5日 | presented by 建設通信新聞