建設技術者向けNEWS
建設技術者の方が知りたい情報を絶賛配信中
会員登録いただくと無料で閲覧可能です!
-
500t大屋根をリフトアップ/国際展示場増築工事/清水JV
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>東京都江東区で進む東京国際展示場増築工事の現場で4日、大屋根のリフトアップが報道関係者に公開された。床上で大屋根の設備・構造・仕上げをほぼ完成させてからリフトアップすることで、屋根上での高所作業がほとんどなくなり、生産性と安全性を大きく向上できることが特徴だ。設計・監理は佐藤総合計画、建築は清水建設・錢高組・村本建設・共立建設JVが担当している。2019年6月の完成に向け、全体の進捗率は約80%。大屋根の水平性に細心の注意を払い、工事が進む。
大屋根のサイズは、重量約500t、面積約2200㎡。4階床上で組み立て、13.2mリフトアップする。大屋根の4隅の仮設やぐらに4台ずつ、計16台のジャッキを設置し、ジャッキとPC鋼より線を使い2分で18cmずつ上げる。
屋根の構造体に無理がでないよう、ジャッキ16台を遠隔操作する集中操作盤に加え、揚程をデジタルで計測する自動計測装置も活用。4隅の高さの相対誤差が10mm以下になるように管理している。
金子裕介同JV建設所長(清水建設)は「内外装の仕上げなど、今後も各所で複数の作業が同時進行する。関係者同士しっかり調整し、無事故・無災害で工事を進める」、荻原孝太工事長(同)は「無事大屋根リフトアップまでたどり着けたことに大変達成感を感じている。仕上工事はこれから最盛期となるので、気を引き締め安全管理していく」とそれぞれ語った。
増築棟の規模は、S一部SRC造総延べ6万6459㎡。5階建ての展示棟と、7階建ての駐車場棟で構成する。建設地は有明3-11-1ほか。建築を除く施工者は、▽電気設備=関電工・住友電設・サンテック・旭日電気工業・八千代電設工業JV▽空調設備=新菱冷熱工業・三建設備工業・三晃空調・酒井工業JV▽給排水衛生設備=朝日工業社・エルゴテック・城口研究所JV▽エレベーター設備=三菱電機ビルテクノサービス▽エスカレーター設備・動く歩道工事=日立ビルシステム▽特殊消化設備=ニッタン・旭防災設備JV--が担当している。
残り50%掲載日: 2018年12月5日 | presented by 建設通信新聞