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  • 安藤ハザマ、西武建設、東亜建設工業/エコ基礎梁工法適用範囲を拡大

    【梁せい、開孔直径の2倍に】

      安藤ハザマ、西武建設、東亜建設工業でつくる「基礎梁開孔補強研究会」は、大開孔を持つRC基礎梁の補強工法「エコ基礎梁工法」の適用範囲を拡大し、日本建築総合試験所の建築技術性能証明を再取得した。同工法は、鉄筋コンクリート造基礎梁に設ける人通用、設備配管用の大開孔を、4本1組の斜め補強筋を使って補強する工法。構造上不要でも梁せいは開孔の直径の3倍以上と慣用的にされていたものを、2.5倍以上に低減できる工法として、2011年3月に性能証明を取得した。基礎梁のせいを抑制することにより、型枠、コンクリート、基礎の掘削土量の低減を可能とし、コスト縮減や建設時のCO2排出量削減に寄与するが、さらなる省人化・省力化、設計自由度の向上を目指し技術改良を実施した。

     

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     技術改良の内容は、「梁せいを開孔の直径の2.5倍以上から、2倍以上に低減」「斜め補強筋と貫通孔補強金物の併用(特許出願中)」「大開孔と近接する開孔の間隔を平均開孔径の3倍以上から2.5倍以上に低減」の3点。

     

     具体的には、開孔の直径が600mmの場合、梁せいは1500mm以上から1200mm以上となり、最大で300mm低くなる=図参照。また、これまでは貫通孔の補強に4本1組の斜め補強筋を使っていたが、配筋作業の省人化・省力化のため、斜め補強筋が3組以上となる場合には、基礎梁内部の斜め補強筋(梁側面の斜め補強筋を除く)を既製の貫通孔補強金物に置き換えることを可能にした。

     

     このほか、通常では隣り合う開孔の中心間隔は、平均開孔径の3倍以上を確保する必要があるが、同工法は2.5倍の位置まで近づけることを可能とした。これにより、大開孔に近接する設備配管、電気配線などの中開孔の配置の自由度が向上する。

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    掲載日: 2018年12月7日 | presented by 建設通信新聞

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