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  • 大日本土木、計測ネットサービス/ICTでコンクリ仕上げ

    【コテプリ/トンプリ近く販売・レンタル】

     

     大日本土木と計測ネットサービス(東京都北区、佐藤哲郎社長)は、ICT技術を使ったコンクリート仕上げシステム「コテプリ/トンプリ」を開発した。コンクリート打設費や数㎡に1カ所必要だった高さ標識の設置を大幅に軽減できる。特許出願、NETIS(新技術情報提供システム)登録、商標登録の手続きを進めており、近く計測ネットサービスが販売・レンタルを開始する。

     

     コンクリートの表面を仕上げる際は、一般的に数㎡ごとに設置した高さ標識を作業員が目視で確認しながら、トンボとコテでならす。

     

     コテプリ/トンプリは、トンボとコテに測量用のプリズムを取り付け、自動追尾式トータルステーション(TS)で常時、位置を計測し、作業員が付けたスマートグラスや外部モニターに映し出す計測データで高さを確認しながら作業できる。TSの追尾が外れた際の再追尾用コントローラーも作業員に装着できる。ならしや仕上げ作業をしながら、設計値との高さの違いを把握できるため、未熟練者でも熟練者レベルの高精度な仕上げが可能になる。高さ標識を減らせるため、作業時間の短縮にもつながる。型枠や基礎地盤の出来型確認などでも使用できるシステムも開発を進めている。

     

     岐阜県多治見市土地開発公社発注の「多治見長瀬テクノパーク開発事業造成工事」での試験施工と国土交通省中部地方整備局発注の「平成29年度名二環春田3交差点北高架橋基礎工事」での実施工では、熟練者の仕上げ精度「0.7mmプラスマイナス4.1mm」に対し、システムを使った施工が「0.2mmプラスマイナス2.0mm」で、同等以上の精度が得られた。高さ標識設置作業は、3日から1日に短縮でき、打設範囲1000㎡の場合のコンクリートならし、仕上げの施工費用も40%に縮減できることを確認した。

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    掲載日: 2018年12月7日 | presented by 建設通信新聞

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