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エーアンドエーマテリアル/テープのみで化粧板施工/ステンドSpeed工法
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>【廃棄物も低減】
エーアンドエーマテリアルは、特殊接着テープのみで化粧板を施工できる「ステンドSpeed工法」を開発した。仮留めテープと接着剤を併用する従来工法と比べ効率的に施工でき、接着剤カードリッジといった廃棄物の低減にもつながる。実証実験では十分な接着強度と安全性を確認した。
内装仕上げ工事で化粧板を施工する場合、初期強度の発現が遅い変性シリコン系接着剤を使うことが多いため、仮留めテープの併用が一般的で、より手軽な施工方法が求められていた。また通常サイズの化粧板1枚の施工には接着剤カードリッジを半分ほど使うこともあり廃棄物の発生も課題だった。
ステンドSpeed工法は、ポリオレフィン発泡体を基材とし、アクリル系粘着材を使った両面接着の「ステンドSpeedテープ」のみで化粧板を施工できる。一般的な910mm×2420mmの化粧板1枚当たりでは、ピッチ300mm以内で4列と幅方向上下にテープを貼り付ける。接着剤が不要なため、施工時間は従来工法と比べ1枚当たり約40-50秒短縮できる。
テープの寸法は厚さ1mm、幅20mm、長さ13m。910mm×2420mmの化粧板を施工する際のテープの使用量は11.4mで済み、廃棄物も低減できる。
実証実験では同工法で施工した試験体に震度6弱を想定した加振を与えたが、化粧板の脱落はなく高い強度と安全性を実証した。
同工法は内壁の施工に限定しているが、将来的には天井への施工も視野に入れており、現在は仕様の確認を進めている。
残り50%掲載日: 2019年1月16日 | presented by 建設通信新聞