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  • 発注行政のこれから(中)

    【生産性向上/3次元モデルを“共通言語”に/各プロセス間の連携円滑化/生産システム全体を好循環】

     

     建設現場のこれからを先導する国土交通省の直轄工事にとって、欠かすことができない取り組みが「i-Construction」の推進による生産性の向上だ。CIMモデルの活用による一貫した3次元データの活用で、調査・測量、設計、施工、維持管理に至るまで、各段階のプレーヤーが効率的かつ効果的に連携し合う「建設生産・管理システム」の好循環を描く。

     

     出発点となるのが、既に合意形成の迅速化や施工計画、施工条件の確認などに絶大な効果があると実証されているCIMの導入ということになる。CIMモデル(3次元モデル)を生産プロセスの各段階を担うプレーヤーの、いわば“共通言語”とすることで、3次元データの流通と利活用に取り組む。例えば、それぞれの段階で得られた知見やデータをCIMモデルに蓄積していけば、調査・測量から設計、あるいは設計から施工というように生産プロセスの段階や担うプレーヤーが変わったとしても、これまでに得た情報が分断されることはない。

     

     測量など生産プロセスの上流で得た情報を効果的につないでいくことが、結果として後の設計や施工段階での品質や生産性を高めていくことにもつながるというわけだ。

     

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    掲載日: 2017年12月6日 | presented by 建設通信新聞

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