建設技術者向けNEWS
建設技術者の方が知りたい情報を絶賛配信中
会員登録いただくと無料で閲覧可能です!
-
現場の逸品・作業着
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>【イメージに変化、加熱する市場/ドリカムの中村さんも参入】
現場作業員のユニフォーム市場が熱い--。「きつい・汚い・危険」の3Kのイメージが強かった建設現場の仕事を「給料が良い・休暇が取れる・希望が持てる」の新3Kに変えようという取り組みが広がる中、現場技能者のユニフォームではいち早く変化が起きている。
現場の作業着のイメージを変える取り組みでは、全国建設業協同組合連合会(青柳剛会長)が記憶に新しい。「ユニフォームデザインプロジェクト」と銘打ち、東京モード学園の学生に建設産業界のイメージを刷新するデザインの作業着を考案した。
こうした作業着のイメージを変えるための取り組みが広がったきっかけは、「女性活躍」だった。女性が着やすいユニフォームを各社が考案して取り入れていった中で、「汚くて恐い」というイメージを持たれがちな男性現場技能者の作業着こそ、変化すべきという考えが広がってきた。
オリジナル作業服を販売する「原田」(山口県防府市、原田栄造代表取締役)は、人気バンド「DREAMS COME TRUE」(ドリームズ・カム・トゥルー)のベース・中村正人さんと、新ブランド「MST(マサト)オーダーユニフォームカンパニー」を立ち上げた。これまでのさまざまなプロジェクトで現場職人の重要性を実感した中村さんが、エグゼクティブプロデューサーを務めるECサイト「DCTgarden SHOPPING MALL」でオリジナルワークウェアなどを販売する予定だ。気分よく羽織れて、憧れられるようなデザインであり、機能性と安全性も高いウェアを目指す。
水道工事や水回りのメンテナンスなどを手掛けるオアシスソリューションのグループ会社「オアシススタイルウェア」(東京都豊島区、中村有紗代表取締役)は、スーツ型の作業着を考案。2018年12月からは、法人向けの月額定額レンタルサービスを開始した。ワークウェアスーツの提供や季節ごとのジャケットの衣替え、破れ・型崩れ・色あせなどでの交換、カラー・サイズの交換に対応する。
販売メーカー側からの提案だけでなく、実際に作業着をスタイリッシュなユニフォームに切り替える専門工事業者も増えている。
ショップ・オフィスの設計・施工を手掛ける「ユニオンテック」(東京都新宿区、大川祐介代表取締役)では、所属する現場施工管理者やプロジェクトマネジメントのスタッフの作業着を18年12月からリニューアルした。「カッコいい・稼げる・けっこうモテる」というコンセプトに、仕事以外でも着られる作業着にするための社内プロジェクトチームを立ち上げ、カッコよさを重視した作業着に刷新した。
こうした取り組みの一つひとつが、現場のイメージを少しずつ変えていくことになる。
残り50%掲載日: 2019年2月1日 | presented by 建設通信新聞