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ラトナ・ソイルハードナー工法/六価クロムが溶出せず施工困難な土壌も可能
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>【大井建設とラトナ・エンジニアリング】
大井建設(静岡県島田市、池田豊社長)とラトナ・エンジニアリング(同、齋藤明彦社長)は、地盤改良の新工法「ラトナ・ソイルハードナー工法」を開発した。有害な六価クロムを抑え、悪条件の土壌にも対応でき、手持ちの資機材で施工が可能だ。人に優しく高性能で割安な工法が誕生した。
ポイントはセメントを媒体として注入する添加剤。現場の状況、用途、顧客の求めに応じて、単品または数種類を混ぜ合わせて添加する。
セメントによる地盤改良の過程で発生する有害な六価クロムを、無害の三価クロムに改変し、人体への影響を抑える。土壌汚染の場合は、割高な土の入れ替えではなく、土中の有害物質を針状結晶に捕捉し、吸着、固定することで溶出を防ぐ。
また、シルトや粘性土などの有機物、水を多く含んだ土壌では、連衡浸透力によって水和物が深度まで浸透し、むらなく強固に凝結化させることができる。
形成された固化地盤は、ソイルセメント工法に比べ圧縮強度が増す。土粒子を針状結晶で結合することによるミクロンサイズの多孔質な土壌が吸着性を備え、脱臭効果に一役買う。
独自に開発した添加剤と、そのブレンド方法を使い分けることで、多様化する顧客ニーズに対応する。施工方法は従来のセメント改良とほぼ同じ。特別な機械は不要で導入しやすい点も特徴。地盤表層改良、地盤柱状改良、路床・路盤改良、土系舗装、護岸・河床、グラウンド造成、臭気対策など、さまざまなニーズに応える新工法だ。
残り50%掲載日: 2019年2月7日 | presented by 建設通信新聞