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工場探訪/三菱マテリアル横瀬工場/1チーム4人の生産体制確立
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>◇個々の能力と最新設備で実現
三菱マテリアルの国内にあるセメント工場の一つ、横瀬工場(埼玉県横瀬町)。セメントやクリンカー、固化剤などの品質を全自動で管理するシステムの導入と効率的な施設配置により、大幅な省人化を実現している。これらに加え、近隣の県などから廃プラスチック(廃プラ)や下水汚泥などを積極的に受け入れ、循環型社会形成の一翼を担っている。
横瀬工場は1969年に操業を開始した国内で2番目に新しいセメント工場。生産能力は年産180万トン。普通セメントや早強セメント、高炉セメントのほか、セメント系固化剤などを製造している。
16年度は、セメントを1トン製造するのに517キロの廃棄物を使用。熱エネルギーの代替となる廃プラスチックの処理に力を入れており、13年度には受け入れた廃プラから風力で不純物を取り除く設備を増強した。水間誠一工場長は「16年度は年間2万4600トンの廃プラを処理した。化石熱エネルギーの使用量低減に貢献しており、二酸化炭素(CO2)を年間2万5000トン削減できた」と胸を張る。
下水汚泥の受け入れも積極的に行っている。専用の施設にトラックで運ばれた下水汚泥は貯蔵タンクで保存され、地下に設けられたパイプラインを通じてそのままキルンへ投入される。現在は最大9万5000トンの下水汚泥の受け入れが可能だ。
残り50%掲載日: 2017年12月7日 | presented by 日刊建設工業新聞