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ライト工業 法面分野のICT活用加速/UAVで資材運搬
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>ライト工業は、法面分野のICT活用を加速させる。UAV(無人航空機)を使った資材運搬システムと、ICT削孔システム「リモートスカイドリル」を新たに開発し、現場での検証を進めている。これまで都市土木分野を中心にi-Construction対応技術を磨いてきた同社だが、今後は法面分野でもICTを本格展開し、さらなる生産性向上を目指す。 =関連3面
法面上で鉄筋を組み立てる法枠工の材料運搬は、クレーンの使用のほか、索道やモノラックなどの運搬設備を常設して対応しているが、横方向の各所への配置は人力のため手間がかかっていた。
開発した資材運搬システムで採用したUAVは、全長3m、重量40㎏で、最大40㎞の積載と35分の飛行が可能。資材に結んだワイヤをUAVに備えた無線式のフックに掛けて運搬する。目的の個所まで運搬が完了するとリモコンでフックを操作して荷下ろしできる。急斜面などでも安全を確保した資材運搬を実現する。
宮崎県日南市で施工している「平成29年度志戸辻地区宮崎側斜面災害復旧工事ほか」の現場で1月に試験的に導入し、鉄筋やひし形金網、アンカーピンなどを運搬した。5人で1時間掛かっていた運搬作業が、1台のUAVで30分で完了し、大幅な効率化を実証した。
今後は大規模現場などへ適用を進め、システムの導入に適した現場の見極めなどに取り組む。また、協力会社の作業員をUAVのオペレーターとして育成し、さまざまな現場でのシステムの運用を目指す。
残り50%掲載日: 2019年2月28日 | presented by 建設通信新聞