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大日本印刷日建設計/フルカラーLED一体型壁装材/AI解析で最適色
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>大日本印刷と日建設計は、照明機器の存在を感じさせずにさまざまな色の光を発するフルカラーLED照明一体型の壁装材を開発した=写真。将来的にはセンシングデータや利用履歴データをリアルタイムで組み合わせてAI(人工知能)で解析処理し、LED照明の色を最適化する機能の開発も検討する。
近年、人工光である照明の色や明るさを制御して照明下で過ごす人の集中力を高めたり、生活リズムの改善を促す「ヒューマン・セントリック・ライティング」(人間主体の照明)といった考え方が広がっている。ただ、従来の照明に色を付けると、物の見え方に影響が出るため、実用化は難しかった。
建築の企画・設計を通じた光環境デザインの専門知識を持つ日建設計と、光制御技術・建装材の意匠表現技術を持つ大日本印刷が協力して、照明と一体化した壁装材を開発した。壁装材にLED照明を内蔵しているため、照明機器の存在を感じず、すっきりとした空間を設計・演出できる。色の着いた光を壁面からグラデーション調に発することで、物の見え方を最小限に抑えながら、多様な色の光で空間全体の雰囲気を変えられる。
消灯時は木目調の壁装材で、点灯すると木目調の壁の一部が発光して室内空間の雰囲気を変えられる。赤・緑・青・白のLED素子を内蔵し、それぞれの光の強弱を調整でき、空間の用途や時間帯に合わせて、フルカラーで色を表現できる。人の存在や温湿度、CO2濃度などの室内環境を検知するセンサーと連携させ、場の状況にあわせてLED照明の色を変えることも可能となっている。
残り50%掲載日: 2019年3月1日 | presented by 建設通信新聞