建設技術者向けNEWS
建設技術者の方が知りたい情報を絶賛配信中
会員登録いただくと無料で閲覧可能です!
-
前田建設/ICIラボのエクスチェンジ棟/LEEDV4でプラチナ認証
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>前田建設が2018年12月に開設した「ICI総合センターICIラボ」のエクスチェンジ棟が、国際的な建築環境性能評価システム「LEED」のバージョン4で最高評価となるプラチナの認証を受けた。16年に公開されたバージョン4での認証は国内第1号となる。
ICIラボのエクスチェンジ棟は、恵まれた自然環境と高効率機器を最大限活用したZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)と知的生産性向上を実現する次世代型オフィスをコンセプトとしており、これまでBELS認証制度(建築物省エネルギー性能表示制度)の「☆5」で、ZEBの最高ランクの第三者認証、CASBEE(建築環境総合性能システム)のSランクの評価認証を取得している。
今回、認証を受けた「LEED V4 BD+C New Construction」は、LEEDの最新バージョンで、省エネ性能評価システムの色合いが強かった旧バージョン(V2009)から、温熱環境や快適性、生産性、周囲のコミュニティーといった社会的側面の評価を加えるなど大幅に改編されており、認証取得のハードルが飛躍的に上がっていた。このため、世界的にも認証案件が10プロジェクトと少なく、国内での認証案件はなかった。
エクスチェンジ棟は、生物多様性を考慮した既存緑地の保護や、ZEBとオフィス環境における知的生産性の両立、エコ建材の活用、放射空調・タスク&アンビエント空調による室内快適性の向上、BEMS(ビル・エネルギー・マネジメント・システム)によるエネルギー効率の最適化など、先進的技術だけでなく「総合設計・施工力」が評価された。110点満点中、84点を獲得し、過去最高点(89点)に次ぐ世界で2番目に高い点数となった。
施設規模は、RC・S造3階建て延べ2122㎡。
残り50%掲載日: 2019年3月20日 | presented by 建設通信新聞