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大林組/WELL認証 日本初取得/技研本館テクノステーション
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>大林組は11日、東京都清瀬市の同社技術研究所本館テクノステーションが、日本で初めてとなる「WELL Building Standard」(WELL認証)の認証を「ゴールド」ランクで取得したと発表した。WELL認証のプロジェクトタイプのうち、建物全体を評価する区分では、世界初の認証となった。認証取得日は11月21日。
米国のDELOS社が創設したWELL認証は、空気、水、栄養、光、フィットネス、快適性、心の7領域100項目で建物・室内環境を評価し、レベルに応じて、プラチナ、ゴールド、シルバーの認証を付与する。2014年の認証開始以降、米国を中心に認証登録件数が拡大している。
本館テクノステーションは、10年の完成以来、最新鋭の研究環境を提供するオフィスビルとして、省エネルギーと知的生産性の向上を両立するため、運用してきた。今回、改修工事などを必要とせずに、WELL認証を取得したことは、本館テクノステーションがCASBEE(総合評価制度)やLEED(総合性能評価指標)の認証で高く評価された省エネルギー性能だけでなく、ウェルネスの観点でも先進的であることを示しているという。
WELL認証取得を目指すに当たり、室内環境や照明環境をウェルネスの観点で再評価するとともに、オフィス内の動線や周辺の自然環境、人々の働き方やカフェテリアのメニューに至るまでを評価対象として、基準適合に向けた対応策の検討を進めてきた。その一環として導入したスタンディングデスクは、座り過ぎが健康リスクを高めるとの調査報告が注目されていることから、お茶の水女子大の長澤夏子准教授との共同研究により、執務者の心身面への影響を継続的に測定するとともに、効果的な運用方法などの検証も進めている。
残り50%掲載日: 2017年12月12日 | presented by 建設通信新聞