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  • 鹿島・スーパーリング工法/完全にプレキャスト化/大規模地下構造物

    【人員、時間を大幅削減】

     

     鹿島は、大型地下構造物を完全にプレキャスト化する「スーパーリング工法」を開発した。地上で組み立てた大型リングセグメントを土留め掘削した空間に吊り下ろしてスライドさせた後、複数のセグメントのリング間をプレストレスにより一本化させることで道路トンネルなどを構築する。コストは従来工法と同等だが、現場で必要な作業員数を約9割削減し、躯体構築の工程も約5割短縮できる。今後は2車線の道路トンネルを想定した実物大の実証実験を三井住友建設と共同で実施する。

     

     都市部の開削トンネル工事は一般的に場所打ちコンクリートによるボックスカルバートで構築するが、多くの人員と時間を要する。一方でプレキャスト工法では都市部の狭あいな場所で大型の揚重機を設置できないため大きな部材の揚重が困難だった。また部材を小さくすると施工の手間が増えるほか、継手部が多くなるため止水性への懸念など課題があった。

     

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    掲載日: 2017年12月13日 | presented by 建設通信新聞

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