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大成建設/医薬品生産設備開発に参画/建屋・用役システム構築
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>大成建設は、高砂ケミカルなどが提案するモジュール型製造装置を連結した医薬品生産設備「iFactory」の開発事業に参画する。連続合成法とバッチ連続型を組み合わせた連続生産方式の採用で、医薬品製造を効率化する設備を目指す。同社は再構成可能なモジュール型のバッチ連続式ろ過乾燥機と連続充填装置の開発、iFactoryの建屋・用役システムの構築を担当する。
医薬品製造では、 すべての原料などを反応釜に投入し、反応後に生成物を取り出すバッチ式が主流だが、エネルギーや労力を要し、 廃棄物が大量に出ることなどが課題だった。
iFactoryは、 製造プロセスにおける反応や洗浄、溶媒交換、晶析、ろ過、乾燥など個別の操作を行うキューブ型モジュール「iCube」を連結して、 製造ラインを構築するコンビニサイズの生産設備を目指す。 原料や生産品目の変更に応じて製造ラインの再構築が可能で、生産量を柔軟に変えられるオンデマンド生産を実現する。
iFactoryの開発事業は、高砂ケミカル、田辺三菱製薬、コニカミノルタケミカル、横河ソリューションサービス、テックプロジェクトサービスの5社が共同提案し、2018年5月に新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の18年度「戦略的省エネルギー技術革新プログラム/テーマ設定型事業者連携スキーム」に採択された。
今回、事業を加速させるため、大成建設のほか、島津製作所、三菱化工機の3社が4月から参画する。プログラムの実施期間は18年7月から23年2月までの5年間を予定している。
同事業は産業技術総合研究所の触媒化学融合研究センターとの共同研究も含まれる。特定目的会社(SPC)の「iFactory」も設立し、さらなる普及を図る。
残り50%掲載日: 2019年4月11日 | presented by 建設通信新聞