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熊本大、大和ハウスG/応急仮設にBIM活用
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>【住宅案作成から施工、メンテも/2021年3月末まで共同研究】
熊本大学と大和ハウス工業、大和リースの3者は10日、応急仮設住宅の早期提供を目指した共同研究契約を結んだ。応急仮設住宅の配置計画案の自動作成から生産、施工、維持管理までにBIMを活用する方法について研究する。契約期間は、2021年3月31日まで。
災害時の被災者が入居する応急仮設住宅については、供給するまでの期間を短縮するため、建設候補地選定や建設計画作成を事前に準備しておく地方自治体が増えている。ただ、実際には災害の規模や様態によって応急仮設住宅の着工がスムーズに運ばず、時間がかかる場合もある。
熊本大大学院先端科学研究部の大西康伸准教授は、16年熊本地震における応急仮設住宅団地の計画について調査した結果、建設候補地の調査から配置計画案の作成・承認まで約1週間かかっていた。これを踏まえ大西准教授は、17年6月から、BIMで配置計画案を自動作成するための研究を始めた。大和ハウス工業と大和リースが協力して配置計画案自動作成プログラムを使って配置計画案を作成した結果、約1時間で作成できることが分かった。
今回、配置計画案だけでなく、計画から設計、生産、施工など応急仮設住宅の供給に必要なすべての過程にBIMを活用し、さらなる工期短縮と地域の実情にあった計画を実現するための共同研究を進めることにした。応急仮設住宅の3次元モデルを作成して入居者や行政、施工者とイメージを共有しやすくする方法や、応急仮設住宅のメンテナンスでBIMを活用する方法についても研究する。
残り50%掲載日: 2019年4月11日 | presented by 建設通信新聞