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リアルな3DのCG制作/丸紅とログログ 6月までに合弁会社
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>【Arch-LOGプラットフォーム/日建設計、鹿島と実証実験】
丸紅とログログ(東京都港区、香月創星代表取締役)は、設計図から写真のような3次元完成予想CGを制作できる「Arch-LOGプラットフォーム」の実証実験を日建設計、鹿島と実施した。欧州最大の経営戦略コンサルティング会社「ローランド・ベルガー」とも共同プロジェクトを実施し、Arch-LOGで各関係者に新しい付加価値を提供できることを確認した。丸紅とログログで、Arch-LOGを運営する合弁会社を6月までに設立する考え。
Arch-LOGプラットフォームは、クラウド上で設計図をレンダリング(可視化)する機能を業界で唯一提供できる。設計図から写真風の質感がある画像にリアルタイムで変換し、完成予想(デジタルモックアップ)を制作できる。また、BIMで設計図面に配置する家具全般や外装の形状、色彩、コスト、仕様のデータ(BIMオブジェクト)の規格を統一することで、ユーザーに高いクオリティーのサービスを提供する。
日建設計との実証実験では、AI(人工知能)を導入したレンダリング機能によって、数時間かかっていたレンダリングを数秒で完了するといった高速化を実現した。また、設計者個人単位だったArch-LOGへの登録を会社単位でできる機能も開発した。鹿島との実証実験では、Arch-LOGプラットフォームを使うことで、ホテルやオフィス複合プロジェクトの設計提案などの業務が大幅に効率化することを確認した。
ローランド・ベルガーとの共同プロジェクトでは、Arch-LOGプラットフォームのユーザーが拡大することで、建設業界全体の効率化と品質向上に寄与し、施主や建材メーカー、設計者、建設業者、ファシリティマネジメント業者などの関係者に新しい付加価値を提供できることを確認した。
今後、丸紅とログログは、実証実験をベンチマークとして、Arch-LOGの普及を促進する考え。丸紅は、総合商社の幅広いネットワークを生かし、ユーザーや掲載する建材などのメーカーを獲得する。
残り50%掲載日: 2019年4月19日 | presented by 建設通信新聞