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BEMSデータ/AI活用し解析/新日空 比較評価など実現
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>新日本空調は22日、AI(人工知能)を活用する「BEMSデータ解析ソフト」を開発したと発表した。建物のBEMS(ビル・エネルギー・マネジメント・システム)から提供される設備機器の運転実績データ(BEMSデータ)を一元管理し共有化、社内に蓄積しているほかの建物のBEMSデータとの比較評価や監視ポイントのマッチングをAIで実現する。このソフトの活用で、BEMSデータ分析業務を同社従来比で50%効率化。顧客に対する省エネルギーや予防保全、トラブル対応などの提案を素早くできるようになった。
今後は、開発したソフトを使い、顧客への提案力を強化することで、顧客設備の省エネ性能向上と安全運転につながる建築設備システム運用を最適化していく。
BEMSデータ解析ソフトには、膨大なBEMSデータのデータベース化を自動で実施する機能がある。BEMSメーカごとに異なるデータ配列に幅広く対応し、CSV形式や日報などのExcel形式のデータファイルにも対応できる。
また、社内サーバーに共有BEMSデータ解析ソフトとデータベース化ソフトを配置し、 セキュリティー性の高い社内イントラネットにつながる関連職員がデータを管理し、グラフも作成、 ネットワーク化によって情報を共有する。作成したグラフは、ウェブブラウザでもグラフ化が可能。関係者がいつでも閲覧でき、 分析業務を効率化する。
AI技術の採用によって、現場で表記が異なる監視ポイント名称を学習し、標準化した名称にマッチングする機能も付けた。深層学習機能を利用することから、システムを多く使うことで、自動的にマッチング性能が向上する。
さまざまな現場のBEMSデータを入手し、技術的な分析を実施するためには、データのデータベース化が必要。ただ、データ量やファイル数が膨大なため、データ整理に多くの時間を費やしていた。この作業時間を短縮し、顧客にタイムリーな提案を実現するためソフトを開発した。
残り50%掲載日: 2019年4月23日 | presented by 建設通信新聞