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  • 西松建設/セグメント管理簡素化/製造番号、OCRで読取り

     西松建設は、セグメントピースに印字された製造番号を文字認識読取技術(OCR)で読み取るセグメント管理システムを開発した。シールド工事の省人化・効率化を目的に、セグメントピースの受け入れ、検査、仮置き、坑内搬送、組み立てなどの管理業務を簡素化するとともに、トレーサビリティーの向上も目指した。神奈川県藤沢市で施工中の横浜湘南道路トンネル工事に1月から導入しており、同工事での運用実績を踏まえて改良していく。

     

     同システムは、各セグメントピースに製造過程で印字された製造番号をOCRでデジタル化し、仮置き場所や組み立て順序・位置などの情報をひも付けしてクラウド上の専用アプリで情報を閲覧することで受け入れから組み立てまで管理する。追加のマーキングや専用の読み取り機は必要ない。

     

     作業プロセスに従って作業状況が記録されるためリアルタイムに作業進捗・在庫状況の把握と共有が可能で、作業に必要な情報を信頼性高く提供し省人化と効率化を実現する。データはクラウド上で管理するため、現場状況を誰でも、いつでも、どこでも確認できる。

     

     今後、現場での運用実績を踏まえ、さらなる効率化と適用性・柔軟性の高いシステム構築を目指して改良を進める。また、得られる情報をCIMと連携すれば維持管理に情報を引き継げるとともに、上流サプライヤーのセグメント製造工場とのデータ連携が容易であるため、施工現場の枠を超えて工事進捗情報と連携した生産計画への応用も可能となり、工事に関わるサプライチェーンマネジメントへの発展につなげることも展望している。

     

     同システムは、国土交通省の「建設現場の生産性を飛躍的に向上するための革新的技術の導入・活用に関するプロジェクト」 に選定されている。

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    掲載日: 2019年4月25日 | presented by 建設通信新聞

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