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東急グループ/災害対策・事業継続サービス/夏ごろ提供開始目指す
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>東急グループの東急建設、東急リニューアル、イッツ・コミュニケーションズ、東急ファシリティサービスの4社で構成する「施設安全研究会」は、施設管理者・オーナー向け災害対策・事業継続ソリューションサービス「Dr・BC・プッシュ」の開発に取り組んでいる。各社のサービスを組み合わせることで、地震などの災害発生時に建物構造診断、情報収集、ビル管理運用まで一貫してサポートするもので、ことし夏ごろの提供開始を目指す。
同サービスは、東急建設が開発し東急リニューアルが提供する構造見守りサービス「4D-Doctor」、イッツコミュニケーションズの防災・生活情報配信サービス「テレビ・プッシュ」、東急ファシリティサービスのBCビルマネジメントを組み合わせ、災害対策から発災後の事業継続を一括サポートするもの。「4D-Doctor」は、建物の地震時の被災状況と平常時の特性変化を監視するシステムで、建物内に加速度計を設置することで地震時は避難の要否や被災度を即時に判定してBCP(事業継続計画)を支援し、平常時は常時微動を観測して経年劣化などを把握することで更新検討に貢献する。「テレビ・プッシュ」は、各種防災情報や生活情報をインターネット経由でテレビに知らせるプッシュ型情報配信サービス。東急ファシリティサービスは、これらのサービスや情報を活用し、発災時には避難判断・誘導や事業継続のための支援など迅速な初動対応に臨むほか、平時には各種情報を生かしてより効率的なビルマネジメントを実施する。
4社は3月、各社サービスを連携させ、災害対策・事業継続に役立つ新たなソリューションを開発するために「施設安全研究会」を発足し、内閣府の「事業継続ガイドライン」と国交省の「防災拠点等となる建築物に係る機能継続ガイドライン」を参照して同サービスの開発に着手した。東急建設建築事業本部営業統括部営業推進部の村野隆専任部長は今回の取り組みについて、「平時から震災時の現場のサービスまで、ワンストップで提供するグループ連携のプロジェクトだ。今後3年間で東急線沿線を中心に100施設以上に展開することを目標としており、各施設やエリアの災害対策・事業継続のソリューションサービスとして顧客のニーズに応えていく」と説明する。
残り50%掲載日: 2019年5月14日 | presented by 建設通信新聞