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  • 油圧ショベル操作訓練アプリ/トライアローが開発、配信スタート

    【重機でGo/寿建設の森崎社長が発案/建設業の魅力アピールに一役】

     

     エンジニアの人材派遣・教育事業を行うトライアロー(東京都港区、保坂幸治社長)は、油圧ショベルの操作訓練用アプリ「重機でGo」を開発し、15日からGoogle Playストアでリリースを開始した。さまざまなアイデアで建設業界に新風を吹き込んでいる寿建設(福島市)の森崎英五朗社長の発案に基づくもので、深刻な人手不足の中、オペレーターの教育・育成とともに、一般に建設業の魅力を伝えるツールとしても一役買いそうだ。

     

     開発のきっかけはスマートフォン向けゲームアプリ「ポケモンGO」が話題となっていた2年前。同アプリに着想を得た森崎社長が、知人のIT技術者・佐藤雅浩氏と会話する中、半ば冗談で重機操作シミュレーションツールの開発を打診したところ、半月後には佐藤氏がVR(仮想現実)仕様の試作品を製作してきたという。その後、実際の現場で操作方法などを伝え、ある程度形になってきた段階で、森崎社長がトライアローに連絡した。

     

     これを受けてソフトの自社開発も手掛けているトライアローでは、開発エンジニア募集・採用のスキーム作成に資するとともに、増加する外国人労働者の受け入れや教育にも活用できるなど、社会貢献にもつながることから、無償および低額で配信することにした。

     

     同アプリでは、油圧ショベルの基本操作訓練ができるほか、有償版ではグラップル操作3種類や実際の事例に基づく事故対策トレーニング9種類も操作できるなど、実践に即したメニューが数多く盛り込まれている。各課題にはタイムも設定され、ゲーム性にも富んでおり、操作訓練以外に重機の操作に憧れる子どもや一般の人も楽しめる。配信を開始したのはAndroid版で、iOS版およびオキュラスの機器を使ったVR版は6月中にリリースする予定だ。

     

     命名した森崎社長は「ゲーム性があって面白い。高校生や建設業に興味のない人でも実際に操作することで関心を持ち、やってみたいと思う可能性があると思う。ぜひ多くの人に利用してほしい」と話している。

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    掲載日: 2019年5月17日 | presented by 建設通信新聞

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