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  • ビル丸ごと研修素材/東急コミュニティー 技術研修C/気付きの仕掛け満載

     東急コミュニティーは、建物の点検・診断・工事に携わる技術員確保と早期育成に取り組む。その中核機能を担うのが、東京都目黒区に開設した技術研修センター「NOTIA」だ。電気、空調、給排水、防災が連動したビル丸ごとが研修素材になっており、現場のトラブルを再現して気付きと学びを促し、再び現場に生かすことで技術力のステップアップを狙う。

     

     ビルの中にもう1つ“ビル”が入っているような構造が最大の特徴。研修用の設備系統が完全に分離しているため、停電や断水など現場のエラーやトラブルが自由に再現でき、「訓練を繰り返すことでベテランをコピーする」(同社)という。

     

     センターは電気・空調の原理原則を学ぶため、設備は最先端のものでなく、あえて標準的なものを導入している。さらに、配管や配線、ダクトは露出させ、空気や電気の流れを追えるなど、現場作業につながる気付きの仕掛けが満載だ。

     

     29日の報道関係者向け内覧会で大鐘大介事業企画部長は「人材不足は最大の経営課題。人材の早期育成と、限られたリソースの中で業務の生産性を上げるという2つを柱に運用する」と述べた。

     

     同社は、マンション約33万戸、ビル約1100件を管理する。管理施設の大型化や複合化に加え、深刻化する雇用不足に積極的に対応するため、進化できる技術センターとして計画。設計・施工は清水建設が担当し、都内の事務所ビルとして初めて「NearlyZEB」の認証を取得した。

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    掲載日: 2019年5月30日 | presented by 建設通信新聞

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