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東北電力と日本ユニシス/設備監視を自動化/上越火力発電所1号機で実運用
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>東北電力と日本ユニシスは、火力発電所の設備パトロールをドローンなどのロボットやAI(人工知能)技術を使って自動化するシステムの開発に本格的に取り組む。2023年6月に営業運転を開始予定の上越火力発電所1号機などでの実運用を目指す。
火力発電所では、日々、設備の状態を巡視点検している一方、多数の設備を1つずつきめ細かくパトロールするためには多大な時間と労力がかかっている。
18年9月に廃止した新潟火力発電所4号機建屋内を試験環境として使い、GPS(全地球測位システム)が届かない環境でも自律飛行するドローンの有効性を確認するとともに、日本ユニシスの画像解析AIソリューションを使ってドローンに搭載したカメラで撮影した画像を自動的に解析する手法の有効性を確認してきた。この結果、一定の可能性を確認できたことから、自動化システムの開発・実用化を具体的に進めることにした。
自律飛行ドローンと、ドローンに搭載した外観・音・振動・表面温度・臭気を把握する各種センサー、所員が培ってきた異常を発見する技術のAIによる再現を組み合わせて設備パトロールの自動化を目指す。
今後、システムの開発や各機能の充実に向けた検討・検証、プロトタイプの作成とフィールド検証を進め、既設火力発電所での試運用を経て、上越火力発電所1号機や既設火力発電所への導入を進める。
残り50%掲載日: 2019年5月30日 | presented by 建設通信新聞