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鴻池組/トンネルMRに作図機能/携帯端末で不具合確認
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>鴻池組は、「MR(複合現実)技術を活用したトンネル維持管理システム(トンネルMR)」に作図の新機能を追加した=写真。ウェアラブル端末を装着しながら現地でひび割れや不具合の進展状況を直接作図し記録できる機能を加えることで、さらなる業務効率化を図った。
トンネルMRはトンネルの維持管理に必要なデータをウェアラブル端末を介して実構造物に投射するシステムで、覆工コンクリートのひび割れや不具合の進展状況、設計や施工との因果関係を容易に確認できる。
新機能は、3次元データ選択によるレイヤー表示やひび割れの朱書き、計測、記号貼り付け、コメント貼り付けなどを追加した。
国道371号(仮称・新紀見トンネル工事)で有効性を検証、確認したところ、容易に不具合の発生原因を推定できた。また、現地で発見した構造物のひび割れや漏水に対して、作図機能を使用して維持管理データを更新することで、高精度なひび割れ展開図や点検調書をスピーディーに作成できることも確認した。
今後はAI(人工知能)導入によるひび割れの自動抽出技術を導入して、さらなる業務の効率化を目指す。ハード面で気温や湿度への対応、防水性、防じん性の向上、バッテリー駆動時間の延長を図る。
システムはインフォマティクス(川崎市)と共同開発した。
残り50%掲載日: 2019年6月4日 | presented by 建設通信新聞