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  • 橋梁保全現場/3次元バーチャル化/生産性向上へ試験運用/構造計画研、川田テクノロジーズ、川田建設

     構造計画研究所、川田テクノロジーズ、川田建設は、橋梁保全の工事現場の生産性向上を目指し、「BridgeStudio powered by NavVis technology」(ブリッジ・スタジオ)の試験運用を開始した。 ブリッジ・スタジオは、GPS(全地球測位システム)が届かない環境下で、不規則な段差が多数ある橋梁吊足場上でも、工事現場を3次元バーチャル化することができるITソリューション。3次元バーチャル化した工事現場をウェブページで共有することで、現場への実地調査確認回数の低減や、オフィス内で業務を行う設計者と現場管理者間の情報共有の円滑化など、生産性向上につなげることを目指す。川田建設が施工している東北自動車道迫川橋床版取替工事で、5月から試験運用を開始している。

     

     ドイツのNavVis社が開発した「IndoorViewer」の技術をベースとしており、計測機器を使って橋梁保全の工事現場を計測し、そのデータ(画像、点群)から3次元バーチャルデータを作成する。データはサーバーに保存・保管され、パソコンやタブレット端末を使って設計者、現場管理者など関係者間で共有することが可能だ。

     

     橋梁床版などで覆われたGPSが届かない環境下や、足元が整地されていない場所でも、データ取得が可能な手持型の計測デバイス「HandMapper」(360度カメラとスマートフォンを組み合わせた手持型計測デバイス)を構造計画研究所と川田テクノロジーズで共同開発した。HandMapperを使って工事現場を計測し、そのデータ(画像、点群)から3次元バーチャルデータを作成する。

     

     試験運用した迫川橋(橋長約215m、橋面積約2300㎡)では、主橋体のすべての点群データと380地点の画像データを約10時間で取得した。2日後には、3次元バーチャル化した工事現場が関係者間で共有可能となったという。

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    掲載日: 2019年6月7日 | presented by 建設通信新聞

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