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  • AI、IoT活用の効果検証/国交省/省人化、時短、休日拡大など確認

     国土交通省は、建設現場からリアルタイムで取得したデジタルデータを活用し、AI(人工知能)やIoT(モノのインターネット)などの新技術を試行する工事が、施工の労働生産性や品質管理に与える効果を検証する。2019年度末に結果を取りまとめる。

     19年度の「建設現場の生産性を飛躍的に向上するための革新的技術の導入・活用に関するプロジェクト」で、7月上旬に選定する技術を対象に検証する。18年度に始めた同プロジェクトは、国交省などが発注した土木工事の現場を実証フィールドとして新技術を試行し、建設現場から社会への実装を進める取り組み。19年度の公募は7日で締め切った。

     

     新技術を用いた施工方法と標準的な施工方法を比較検証し、作業員の省人化や施工時間の短縮、休日の拡大などにどれぐらいの効果があったかを取りまとめるとともに、新技術の実現性、的確性、有用性を確認する。現場への一般導入に向け、選定した新技術の類型化やコスト分析を行い、現行の積算基準と対比する。民間投資をどれだけ誘発できるかも算定する。

     

     同プロジェクトでは、新技術を活用した施工のほか、取得したデータを活用して現行の品質管理に代わることができる手法を試行している。そのため、品質管理の面における効果検証や、社会実装に当たっての課題も取りまとめる。また、取得したデータを品質管理以外に活用できるかを検討する。

     

     同プロジェクトの試行工事で取得したデータは、国交省のホームページに掲載し、第三者に提供することを想定している。まずは、どのようなデータがあるかを示す「データカタログ」を作成する考えだ。

     

     これらの検証や検討は、「令和元年度データ活用による施工の労働生産性の向上及び品質管理の高度化等に関する検討業務」を発注して行う。技術管理課が企画競争を公示した。7月下旬に事業者を選定し、8月下旬に業務をスタートする。

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    掲載日: 2019年6月17日 | presented by 建設通信新聞

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