建設技術者向けNEWS
建設技術者の方が知りたい情報を絶賛配信中
会員登録いただくと無料で閲覧可能です!
-
東京都/ボート・カヌーの五輪競技場完成
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>【消波装置で影響低減】
東京都が2020年東京五輪・パラリンピック大会に向けて建設していた「海の森水上競技場」が完成した。五輪に向けて都が整備する恒久施設の1つで、ボートとカヌーの競技が行われる予定だ。16日に開いた披露式典では、各競技のデモンストレーションやテープカットが行われた。
同競技場は、都が整備費約308億円を投じて東京港の中央防波堤地区に建設した。競技コースは長さ約2000×幅約200mで、国際大会の開催に必要なボート8レーン、カヌー9レーンを設定できる。
各コースとの間には消波装置を整備して、試合で生じる波の影響を低減するほか、東西の両端に設けられた締切堤により、水位の変動や外洋の波を抑えてコースの静水面を保つ。
観客席はグランドスタンド棟に約2000人分を設置するほか、20年の大会では仮設観客席も整備して最大1万6000人を収容可能とする予定だ。施設はこのほか、フィニッシュタワー、ボート保管機能や宿泊施設を備えた艇庫棟などで構成する。
基本設計はパシフィックコンサルタンツ、実施設計・施工は大成建設・東洋建設・水ing・日立造船異業種特定JVが担当。
この日の式典には、小池百合子都知事を始め関係者約400人が出席。
小池知事は「大会期間中は世界最高峰の試合が繰り広げられる。大会後もさまざまなイベントで活用し、都民が水上スポーツに親しめるアジア最高峰の水上競技場にしたい」と述べた。
この後、代表者らがテープカットすると、会場からは拍手がわき起こり、待望の完成を盛大に祝った。
残り50%掲載日: 2019年6月18日 | presented by 建設通信新聞