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  • 清水建設/超高層ビル向け屋上設置型制震装置開発/2通りの揺れ低減、長周期対策に

     清水建設は28日、複雑な揺れが生じる超高層ビルの長周期地震動対策として、屋上設置型の制震装置を開発したと発表した。建物の動きと反対方向に重りが動くことにより、建物の揺れを低減させるチューンドマスダンパー(TMD)で、制震装置の動きを、装置に内蔵する別の制震装置で制御することにより、1台の制震装置で周期が異なる2通りの揺れを抑制できる。超高層ビル新築工事への導入が決まっているという。
     
     開発した「シミズ・スイングマスダンパー(SMD)」は、4本脚のテーブルのような形で、テーブルの面板が鋼製またはコンクリート製の重り、4本脚がそれぞれ2段構成の積層ゴムとなる。装置の中には、積層ゴムを連結する鉄骨フレーム、フレーム間に連結された内蔵型制震装置、重りの揺れを減衰させるオイルダンパーが組み込まれる。
     
     内蔵型制震装置は、同社とカヤバシステムマシナリー(東京都港区、廣門茂喜社長)、日本精工が共同開発した「ダイナミックスクリュー」を転用した。超高層ビルの揺れを回転運動に変換して制振効果を発揮する装置で、2012年に実用化されて以降、新築・改修合わせて14件に導入されている。

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    掲載日: 2017年7月31日 | presented by 日刊建設工業新聞

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