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竹中工務店ら/振動発電ユニットを開発/沖縄の商業施設で実証
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>竹中工務店とセイリツ工業(大阪市、保坂登社長)、湘南メタルテック(神奈川県寒川町、松井康浩社長)は、車の走行で発生する振動を活用した発電ユニットを共同開発し、沖縄県浦添市のショッピングモール駐車場で導入した。同施設での実証実験の結果を踏まえて、全国展開を検討する。
新たに開発した振動発電ユニットは、道路に埋め込んだユニットの上を車が通過すると車の重みで磁歪(じわい)材料に力がかかり、誘導電流の仕組みで電力を発生させる。
これまでの振動発電ユニットより高出力の発電が可能で、交通量の多い場所に設置することで蓄電し、交通量の少ない時間帯の放電によりエネルギーの有効活用も期待されている。スタンドアロン型発電ユニットのため、送電網がなくても使用可能となり、省コストや省人化、省エネルギーにも貢献する。
実証実験に取り組むショッピングモール「サンエー浦添西海岸PARCO CITY」では、1階の駐車場内の4カ所にユニットを設置。発電した電力は一時停止線上に設置した超省電力LED照明に送られ、一時停止を促す車両誘導システムとして活用している。
同社などは沖縄県に公共交通機関が少なく、自動車社会であることから車両走行可能な振動発電ユニットの開発に着手した。開発に当たり、知名度が低かった磁歪材料を活用した。
サンエー浦添西海岸PARCO CITYの規模は店舗棟がS造6階建て、駐車場棟が同7階建て、総延べ22万4022㎡。建築設計は国建、構造設計と設備設計は竹中工務店、施工は竹中工務店・國場組・大城組・大米建設JVが担当した。国土交通省が選定する2016年度第2回サステナブル建築物等先進事業(省CO2型)に採択された。
残り50%掲載日: 2019年6月21日 | presented by 建設通信新聞