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ミンダナオは「約束の地」/正しい情報発信が投資を呼び込む
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>フィリピン・ダバオ投資会議に長大が参加
ミンダナオはアジアにおける“ラスト・フロンティア”--。フィリピン・ミンダナオ島最大の都市、ダバオ市で20、21の両日開かれた国際的な投資シンポジウム「ダバオ投資会議2019」に長大が参加。大きな発展ポテンシャルを秘めるミンダナオは日本企業にとってもさまざまなビジネスチャンスを有する「約束の地」であることをアピールした。【ダバオ=布田勉】
同会議は、ダバオ商工会議所が主催、同国の貿易産業省、観光省やダバオ市などが共催した。会場のSMXコンベンションセンターにはASEAN(東南アジア諸国連合)や日本、米国、EU(欧州連合)などの政府系機関や民間企業から2日間で延べ約1000人が参加。サラ・ドゥテルテダバオ市長ら要人も登壇し、経済成長著しい同国にあって、全国平均を大きく上回る勢いで発展している当地の魅力や税制優遇のある工業団地など、優位性、インフラ整備の積極推進策などを示しながら、さらなる投資を呼び掛けた。
日本からは長大とKDDI、JICA(国際協力機構)が参加。在ダバオ日本国総領事館の三輪芳明総領事も出席する中、21日に行われた国際ビジネスフォーラムで欧米企業などとともに当地での事業展開について講演した。
この中で長大経営企画本部財務・法務部長で長大フィリピン社長も務める加藤聡氏は、同社が2011年から同島北東部のブトゥアン市を中心としたカラガ地域で地元パートナー企業と展開する、民間主導型PPPによる多面的な地域開発事業を紹介した=写真。
その上でダバオ地域やミンダナオ島が有する開発ポテンシャルや日本との長い歴史的な関わりなどを交えながら日系企業が事業展開する可能性などに言及。自ら出資し事業主体として参画するとともに、日本の企業や技術を事業に活用するなど、日本と現地をつなぐ役割を果たしている観点から、日本からの市場参入を促す上で治安上のネガティブなイメージだけが報道される「ミンダナオの壁」が存在しているとも指摘し、「一度訪れるといかに安全か分かる。正しい情報を数多く発信することが日本からの投資を呼び込む重要なポイントになる」と強調した。
さらにフィリピンの経済成長には「農業と地方都市」が重要なテーマになるとし、長大がカラガ地域で取り組む地域発展モデルを成功に導くことで日本企業や海外企業からより多くの投資や市場参入につながると力を込めた。
残り50%掲載日: 2019年6月24日 | presented by 建設通信新聞