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支援パッケージ「BooT・one」/7月1日から提供開始/大成建設/応用技術
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>【BIMの一層の普及へ】
大成建設と応用技術は、建設市場にBIMユーザー向けの新たな支援パッケージ 『BooT・one』を投入する。7月1日から新サービスとして提供を開始する。それぞれのユーザーがBIMというツールをより効果的に活用するための環境をパッケージとして商品化している点が特徴となる。建設市場に広く展開することで、BIMのより一層を普及を狙う。 新たな支援サービス「BooT・one」は、大成建設が蓄積してきた「BIM規格」などの運用ノウハウを、応用技術が持つ「人財」と「技術」の融合によるBIM活用のためのワンストップサービス『to BIM』ブランドで提供する。
『Autodesk Revit』をベースに、Revitをより効果的に活用するために大成建設が構築してきたコマンドツール(機能)や、BIMモデル作成のベースとなるテンプレート、3000弱もの3次元部品データ(ファミリ)、BIMの実践ノウハウが詰まったガイドラインなどを1つのパッケージとして商品化した。
実際の操作を習得するためのビデオ教材などトレーニングサービスを組み込んでいる点も特徴だ。
運用ノウハウを凝縮
建設産業におけるBIMの活用ニーズが高まる中で、その運用がBIMを扱う企業や個人のスキルに依存している点に着目。生産プロセスの各段階における部分最適化にとどまっている現状から、生産システム全体を整合性を持った情報でつなぐBIMのメリットを最大限に引き出す「全体最適化」を目指す。
そのためのサービスとして、長年にわたるRevitの運用で培ってきた大成建設のノウハウをRevitユーザーに広く公開。モデリングや設定の煩雑さといった課題を解消する。
ツールとしてのBIMをより効果的に活用するためのいわば“共通言語”として、大成建設の「BIM規格」をパッケージで提供。Revitユーザーの生産性・効率性を改善していく。
ユーザー目線で改良
大成建設・設計本部設計品質技術部の高取昭浩BIMソリューション室長は「(自社のノウハウを提供することで)BIMを誰でも手が届くものにしたい」 と強調。応用技術・事業戦略本部の高木英一事業戦略マネージャーは 「ユーザーからのリクエストを積極的に収集することでユーザーが製品を成長(改良)させていく形をとりたい」と話す。
「BooT・one」の販売価格(年間利用料)は、応用技術から『Autodesk Revit』を同時に購入するケースで18万円。別途、トランスコスモスが操作講習やモデリング支援、コールサポートなどの全面的なサポート体制を敷く。
初年度は1000ユーザーを目標とする。7月3日から東京を皮切りに全国6会場でセミナー(計8回)を開催する。
残り50%掲載日: 2019年6月24日 | presented by 建設通信新聞