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  • オフィス照明の次世代給電/変換ロス10%低減/竹中工務店 栗原工業ビルに初導入

     竹中工務店は、独自開発したエネルギーマネジメントシステム「I・SEM」と直流給電システム(DCPS)を組み合わせた次世代給電方式の「I・SEM+DCPS」を同社が設計施工を担当した栗原工業ビル(大阪市)に初めて導入した。太陽光エネルギーや蓄電池などの電力を直流電力のまま取り込める仕様となる。省エネルギーやBCP(事業継続計画)などのニーズに応えていく。

     

     再生可能エネルギーと蓄電池を組み合わせたビル用電力需給システムが普及する中、ビル内の配電網は一般的に交流であり「直流-交流-直流」と変換する必要があるため、電力ロスが生じている。

     

     新しい給電方式では、I・SEMと直流電源に対応した照明器具を組み合わせることで、従来生じていた変換ロスを定格時で約10%低減できる。照明器具はパナソニックに依頼して新規開発した。電力自由化に対応したエネルギーマネジメントやコストの最小化、再生可能エネルギー利用、BCPなどにおいて、合理的なエネルギー利用を実現する。非常用発電機との連携も可能だ。

     

     ことし3月に竣工した栗原工業ビル(S造8階建て塔屋1層延べ6546㎡)には、災害時の拠点となる執務室がある3階にこの方式を導入した。同ビルは国土交通省の2017年度第1回サステナブル建築物等先導事業に採択されている。

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    掲載日: 2019年7月4日 | presented by 建設通信新聞

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