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無人化技術を公開/キャタピラージャパン/大成建設との共同開発
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>キャタピラージャパンは、大成建設と共同で開発中の次世代油圧ショベル「Cat320」を使った無人化施工技術のデモンストレーションを公開した。無人の油圧ショベルが土を自動で掘削し、有人のダンプトラックに積み込んだ。将来的には、車載のカメラやセンサーの映像で土の状況を判断し、ほかの建設機械とも連携しながら自律的に稼働する技術にまで開発を進める考え。
ベースとなるCat320は、電子制御コントロールバルブや作業機の姿勢を感知するセンサー(IMU)、マシンコントロール(MC)を標準搭載し、操作系統もすべて電子制御化した最新機で、プログラムをインストールすれば外付けの機器がなくても自動化を実現できる。
両社が開発している無人化施工の油圧ショベルは、事前に組み込んだ動作プログラムによって所定の土砂量の掘削とダンプへの積み込みの繰り返し作業を自動で行うほか、現場に設置したLiDARセンサーで土の有無やダンプとショベルの距離、ダンプの種類などの情報を収集し、ダンプが所定の位置に来ればショベル側が自動で停止・発信の合図(ホーン)を鳴らす。
デモンストレーションでは、ショベルが土を掘削し、ダンプの運転手に影響を与えないよう丁寧に土を積み込み、ダンプ上の土を均してダンプに発信の合図を鳴らした。
最終的には、AI(人口知能)などでカメラ映像から現場の状況を建機が自ら判断して、ほかの建機とも連動しながら安全で効率的に動けるシステムの開発を目指す。
残り50%掲載日: 2019年7月9日 | presented by 建設通信新聞