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三井住友建設/PC橋に高性能コンクリ/非鉄製材料使い超高耐久
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>三井住友建設は、自社開発した持続可能性に貢献する高性能コンクリート「サスティンクリート」を、実物件として非鉄製材料を使った超高耐久プレストレストコンクリート(PC)橋梁に初適用した。超低収縮・低環境負荷のサスティンクリートとアラミドFRPロッドの緊張材を組み合わせた世界初の橋梁として、コンクリート2次製品工場(SMCプレコンクリート栃木工場)の敷地内に架設予定だ。
サスティンクリートを初適用した同橋梁は、コンクリートのひび割れの原因となる乾燥収縮と自己収縮がほぼゼロで、PC鋼材の代わりに腐食しないアラミドFRPロッドを組み合わせることで、腐食劣化の可能性を排除した異次元の高耐久性を実現するという。
セメントを使わないことににより、CO2排出量を大幅に削減する。また、材料の約7割を産業副産物で構成し、環境負荷を低減する。
圧縮強度が1平方mm当たり150ニュートンと高く、流動性に優れた鋼繊維入りの配合を新たに開発することで、せん断補強筋を不要にした。配筋作業とコンクリート充填(じゅうてん)作業の省力化によって、施工時の生産性向上を図る。
同社技術研究所(千葉県流山市)で、実大桁を使った曲げ載荷試験を実施し、実橋で要求される性能確認を完了している。
新材料で構成した同橋梁は、架設後も桁のたわみやひずみを長期にわたって計測し、安全性と耐久性を検証していく。
残り50%掲載日: 2019年7月10日 | presented by 建設通信新聞