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  • スタイロ加工/「ガルバ」シリーズ本格展開/高い意匠性で結露も防止

    【明正工業が販売/材工代理店を募集】

     

     地下の二重壁は断熱が大事--。両面鋼板・複合パネルメーカーのスタイロ加工(東京営業部=東京都新宿区)は、地下乾式断熱二重壁用パネル「スタイロガルバ」を本格展開する。表面に鋼板を施し、高い強度と意匠性に加え、結露しやすい地下の二重壁に欠かせない断熱性、不燃性を兼ね備えている。スタイロ加工の親会社である明正工業(新宿区、永上修一社長)が販売する。「再開発案件を中心に大手設計事務所やゼネコンからの引き合いも多く、評判は上々だ」(明正工業)という。材工の代理店も募る。

     

     スタイロガルバは、従来の押し出し成形セメント板などに替わるパネルで、耐火断熱間仕切壁「タイカダンパネル」で実績のあるスタイロ加工と、優れた断熱性能を持つ「スタイロフォーム」を製造・販売するデュポン・スタイロ(旧・ダウ化工=千代田区、有友完社長)が、それぞれのノウハウを融合した製品として開発し、この間、試行販売してきた。

     

     コア材に断熱性能に優れたスタイロフォームを使った「SJ」と、「ポリイソシアヌレートフォーム」を使い不燃認定を取得している「フネン」をシリーズ化し、用途や部位に応じて使い分ける。いずれも結露防止効果が高い。

     

     既に特許を取得している。

     

     幅は90cm。1㎡当たり約7㎞と軽く、施工は上下のレールだけで自立し、パネル取り付け用の下地やビスも必要ない。1枚のパネルで一度に高さ6mまで、わずか2人の作業員で済む。「工程が少なく施工スピードが速い」(明正工業)ため、「材工込みのコスト競争力が高い」(同)。

     

     パネル同士は、嵌合(かんごう)が強固な独自のスリップジョイント方式を採用しているため、壁面の強度も高く、地震時の変位を吸収する。6m以上の長尺にも対応する。

     

     また、ジョイントの内部にはエアーポケットを設けているため、外周壁側からの湧水の浸入防止に効果を発揮する。

     

     表面材として縦にスジ目状のエンボス(浮きだし)加工を施したカラー鋼板を使っていることから、デザイン性も高く、ヘッドライトなどの直接反射を抑える。駐車場の壁面などだけでなく、地下空間の多目的利用が進む大規模・再開発ビルに適しているという。

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    掲載日: 2019年7月10日 | presented by 建設通信新聞

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