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  • ダイダン/ビル制御にクラウド/遠隔管理サービスも提供

     ダイダンは、システム構築大手の電通国際情報サービス(ISID)と共同開発していたスマートビル制御システムを商用化し「REMOVIS」(リモビス)として受注を開始した。主に新築・既存のオフィスビル向けに、照明、空調機、熱源、ポンプなどビル内の設備機器を自動制御するシステムをクラウド化した。制御・管理を効率化しつつ、ビル管理のサポートサービスも提供する。

     

     従来は、ビル内の制御部(制御盤や監視盤)とセンサーなどの設備機器が有線接続されていたが、「リモビス」では制御部をソフト化してクラウド上に実装し、機器との接続は無線化する。これにより、ビルの外からパソコンやスマートフォンでビル内の設備を監視・操作したり、設備の設定変更ができる=写真。

     

     自動制御の管理も「リモビス」のサービスに含まれる。制御の操作、障害からの復旧、省エネ関連法に基づく月次報告書の作成などをダイダンが対応する。

     

     ダイダンの熊尾隆丈イノベーション本部技術研究所IoT推進課課長は「将来的には、集めたデータを活用し、ビル設計や空間改善シミュレーションの精度向上、AI(人工知能)による設備管理作業の代行など、サービスの拡張につなげたい」と述べた。

     

     システム利用料の参考価格は、2万㎡のビルで監視点数1500点の場合、月額20万円程度(工事費別)を想定する。同社の試算では、ビル管理の人件費削減や制御盤の更新費用が不要になるなどの効果で、2万㎡のビルの60年間にかかるコストを71億3000万円から63億9000万円まで縮減できるとした。初年度の販売は5件を目指す。

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    掲載日: 2019年7月11日 | presented by 建設通信新聞

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