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3Mジャパン/建築内装市場に本格参入/超強力両面テープ/8月から販売開始
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>スリーエムジャパンは、建築パネル(内装パネル)の取り付けに用いる“超強力”な両面テープ「3M VHBテープ 建築パネル仕上げ用 Y-4800-12」を開発した。接着剤との併用が一般的である建築パネルの施工を両面テープだけで可能にする点が特徴となる。同社は、この画期的な製品の販売を契機に建築内装市場への本格参入に踏み出す。
ビスや溶接の代わりに自動車のエンブレムやスマートフォンのガラスパネルの固定などに使用されてきた「3M VHBテープ」の技術を活用。石膏ボードやケイ酸カルシウム板など幅広い建築資材に対応する。材質が多岐にわたる建築パネルの施工を日本で初めて両面テープだけで可能にする画期的な製品になる。
建築パネルの取り付けは、仮止めの両面テープと接着剤を使用する施工方法が一般的となっているが、例えば、接着剤の塗布に時間を要する、あるいは塗布量の調整に経験が必要となるなど、作業を担う職人によって施工時間や仕上がりに影響が出やすいといった課題があった。
特に人手不足が著しい建築分野は今後、外国人労働者や1人で複数の作業を担う多能工が一手に内装を引き受けるケースが増加していくと予測。とりわけ工程のしわ寄せを受けやすい内装工事における生産性の向上(=人手不足の解消)や、焦点となっている安定した施工品質(仕上がり)の確保に同社が持つ革新的な粘着材の技術が活用できると判断した。
仮止めに用いられていた両面テープで内装パネルの貼り付けを行う『テープ貼り工法』を活用すれば、施工時間の短縮や施工管理の簡易化、作業する職人の負担軽減が可能。トータルコストの低減も期待できる。
建築パネルの施工を合理化・効率化できる超強力な両面テープ「3M VHBテープ 建築パネル仕上げ用 Y-4800-12」は8月1日から販売を開始する。希望小売価格は10mm×10mで1000円(税別)。
100㎡の内装パネルの施工を例にすれば、従来は2人で2日を要していた施工時間が1日に半減。施工時間の短縮によって、従来工法との比較で約15%のコスト削減が見込めるという。
壁ボード用接着剤のJIS規格に相当する十分な強度を確認できていることから、ゼネコンやその協力会社への積極的なPRによって「テープ貼り工法」の普及を狙う。
残り50%掲載日: 2019年7月24日 | presented by 建設通信新聞