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生産性飛躍プロジェクトに25件/革新的技術を現場試行/PRISM推進費で導入支援
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>国土交通省は、2019年度の「建設現場の生産性を飛躍的に向上するための革新的技術の導入・活用に関するプロジェクト」として計25件を決定した。デジタルデータの活用によって「施工の労働生産性の向上を図る技術」に13件(18年度からの継続6件)、監督・検査の効率化など「品質管理の高度化を図る技術」に12件(同5件)を選定。30日に開いた同プロジェクトの18年度試行結果に関する報告会で発表した。
同プロジェクトは、政府の「官民研究開発投資拡大プログラム(PRISM)」を活用して、18年度からスタートした。直轄工事などを受注している建設企業や建設コンサルタントとIoT(モノのインターネット)、AI(人工知能)、ロボット関連企業などで構成するコンソーシアムから対象技術に関する提案を公募。直轄工事の現場などで試行する仕組み。
各省庁の科学技術イノベーション施策の推進をバックアップするPRISMの推進費(各省庁への配分額)を新技術の導入・活用における人件費や機械経費、情報通信経費、設備費などに充当。新技術の活用に関する効果を推し量る「事後評価」も行う。
19年度の「施工の労働生産性の向上を図る技術」には、トンネル内でもリアルタイムに3次元出来形計測を実施できる技術(フジタ、ジオサーフCF)などを選定。重機搭載レーザースキャナーと自動追尾TS(トータルステーション)により、トンネルインバート工の掘削時やコンクリート打設時に日常の出来形管理(出来形測量)が省略できる。
プレキャスト部材に個別のマーカーを貼付しておくことで、施工後にプレキャスト部材の3次元位置情報などを取得できるよう、あらかじめ設定する技術(戸田建設、ケーアイテクノロジー、建設物価調査会)も対象として選ばれた。
また、「品質管理の高度化を図る技術」には、高精度ステレオカメラによる床版配筋画像データで、配筋の出来形確認の省力化を図る技術(清水建設、シャープ)などが提案された。撮影データをクラウドで共有することで、遠隔の検査にも活用できる。
残り50%掲載日: 2019年7月31日 | presented by 建設通信新聞