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CE・赤色立体地図とディープラーニングを使った地形判別/アジア航測
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>【AI活用で生産性・品質向上/レーザー計測データのノイズを自動除去】
アジア航測は、同社の特許技術である赤色立体地図と、ディープラーニング(深層学習)を使った地形判別を開発した。開発した技術は、航空レーザーのノイズ除去と、土砂災害リスク地形自動抽出手法。同社社会基盤システム開発センター先端技術研究所の織田和夫所長は「ディープラーニングを適用することによって、品質や生産性向上に寄与する形で利用していく」と意欲を示している。 赤色立体地図は、2002年に航空レーザーデータの可視化のために開発された独自の地形表現手法。微地形の表現に優れており、災害リスク地形の抽出などに有効だ。自社内では高品質な地盤標高データを求めるため、航空レーザーデータに含まれる樹木や建物など地物を除去するフィルタリング処理に同地図を使っている。
航空レーザー計測データのノイズ除去は、フィルタリング処理を自動化するため、同地図とディープラーニングを使ったノイズ除去手法(名城大学と共同特許申請済み)を開発した。社内ではすでに一部作業に使用しており、実用化段階に入っている。
これまでのフィルタリング処理は、熟練の技術者により、主に目視・手動で行ってきたが、今後増大が予想されるデータを迅速に処理し、高品質なデータを提供していくためには、自動化が必要と判断し、開発を進めてきた。
航空レーザーデータには地盤以外に樹木や背の低い植生、建物、橋梁といった数種類の地盤が含まれている。今回、出現頻度が高く判定が明瞭な樹木を対象に、手動フィルタリング処理前の同地図を識別対象画像として入力し、樹木ノイズとその他の領域が色分けされた画像を識別結果として出力するディープラーニングの学習モデルを作成した。
残り50%掲載日: 2017年12月22日 | presented by 建設通信新聞