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  • NEXCO西日本、三井住友建設/腐食劣化しない超高耐久壁高欄/GFRPロッドで補強

     NEXCO西日本と三井住友建設は、橋梁の一部を構成する車両用防護柵の壁高欄について、腐食劣化しない超高耐久壁高欄「Dura-Barrier」を開発した。既に衝突試験などで安全性を確認しており、今後は飛来塩分や凍結防止剤散布による鋼材の腐食環境が厳しい個所や床版取替え工事への適用を目指す。

     

     Dura-Barrierは、設計基準強度1平方ミリメートル当たり80ニュートンの高強度繊維補強コンクリートを使用し、補強材となる鉄筋のかわりにGFRPロッドを使用することで腐食劣化の可能性を排除したもの。これに伴い、腐食によるコンクリート片剥落といった第三者被害も防ぐことになる。

     

     さらに、耐久性も向上させており、将来の維持管理費用も低減できる。

     

     構造は一般的な防護柵で使われるフロリダ型形状で、本壁高欄と床版、本壁高欄同士の接合部にもGFRPロッドを使用する。現地での施工はプレキャスト部材を所定の位置に設置した後、各間詰め部に高強度無収縮モルタルを充填するだけで完了する。

     

     両社は2010年から腐食しない新材料を緊張材として用いた超高耐久橋梁「Dura-Bridge」の共同研究を行っており、Dura-Barrierはその一環として開発した。

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    掲載日: 2019年8月1日 | presented by 建設通信新聞

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