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日本アクア/高耐炎性のウレタン断熱材を開発/非住宅分野の売上げ拡大へ
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>建築断熱材の開発、製造施工などを手掛ける日本アクアは、非住宅分野で事業拡大を図る。従来の断熱材よりも耐炎性が高く、工期短縮も可能なウレタン断熱材「アクアモエン」を開発し、7月から販売を始めた。既にオフィスや工場など20件の大型工事現場から注文があるという。12月までに1億円の売り上げを目指す。積極的な営業活動で現在売上高の3割にとどまっている非住宅分野のシェアを引き上げる。
アクアモエンは特殊樹脂を配合して高い耐炎性を備えている。溶接などで火花が散っても引火せず、表面だけが炭化する。炭化層を形成することで溶け落ちた金属も表面にとどまる。建築基準法に基づく不燃材料の防火性能試験に合格。7月12日に国土交通大臣認定を取得した。
一般の断熱材(左側の2枚)は燃え広がるのに比べ、「アクアモエン」は表面の炭化にとどめる
従来はウレタンフォームの吹き付け後に不燃コートを塗り、乾燥を待ってから湿式不燃材を吹き付けていた。アクアモエンを導入すると1工程で工事が完了する。永田和久執行役員テクニカルセンター長は「ウレタンと不燃コートを調達する必要がなくなり、コストが削減できる」と説明。工期短縮に加えコストも削減できるとした。
価格は同社の従来品(アクアフォームNEO)に比べ約3倍と割高だが、機能性や工期短縮、コスト削減といった効果などを踏まえると、導入メリットが大きいという。
残り50%掲載日: 2019年8月2日 | presented by 日刊建設工業新聞